■3Dペイントレンダリング
3Dペイントレンダリングが織り成す全く新しい世界。Piranesiが扱う静止画像には、CADシステムにて構築された3Dの情報を生かすことで、一切のマスキング(領域選択)をすることなく、面、部材、色ごとに色やテクスチャを塗り分けたり編集を行うことで可能とする他には類を見ない仕組みがあります。この人間が絵を描く感覚に近い直感的な制作方法により、デザインプロセスを途切れさせずに設計イメージを作り上げることを可能としています。
■対話的な操作が導くもの
昨今は設計者自身がクライアントに、CADシステムを利用して設計デザインまでプレゼンテーションする機会が多くなってきました。いかに他社よりインパクトのあるイメージを効率的に作り上げることができるかという厳しい時間との戦いでもあります。一般にレンダリングと言われるCGにおける計算手法では、細かな設定パラメータを入力し、その結果に基いて画像処理計算を行うことが多いですが、リアリティのあるCG画像を制作できる反面、その設定に行き着くまでの時間、処理時間が多大にかかっています。しかしながらPiranesiは、変更結果がその場で画像に反映され、常に最終的な作品イメージを確認しながらの制作を可能とするため、確実に短時間での画像制作を実現できるのです。
■省略と強調がもたらす躍動感
優れた絵画には、実在のもの以上にリアリティを映し出す技があります。時に柔らかく、時に現実以上に現実らしく脚色を施すことで、平面的な絵に躍動感を生じさせることができるからです。Piranesiによって演出される、適切な省略と、強調により生まれる独自なプレゼンテーションの世界。
Piranesiは設計者の中にある抽象的なデザインイメージをときにそのまま視覚化し、ときに本物以上に具現化することができます。設計者のデザインコンセプトを形作り、明確に伝える。建築デザインに携わる全ての人々に有用な新時代の道具。それがPiranesiです。
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